第十二回河合隼雄物語賞・学芸賞記念講演会:「河合幹雄追悼シンポジウム:社会の無意識と法」に登壇します。 (さらに…)
【新刊】生成AI時代の言語論
「ChatGPTは、人間に匹敵する知性を備えているのだろうか?と、問うこと自体が、ナンセンスである。」
AI研究、認知科学、心理学、言語学の領域を横断。
生成AIによって見えてきた、人間の言語の謎にせまる。
◆対談「生成AIとはなにか?」
AI研究者・松尾豊氏に、ChatGPTを中心とした生成AI研究の現状を聞く。「生成AIの発展によってブルシット・ジョブが増える?」「人間の自由意志は幻想?」
AIによって人間や社会はどのように変化していくのか、AI研究の最先端を追う。
◆鼎談「記号接地する」とはどういうことか?
『言語の本質』(2023年新書大賞受賞)の著者・今井むつみ氏、秋田喜美氏をむかえ、AI研究の重要問題である「記号接地問題」について議論。
オノマトペと言語習得にはじまり、音楽の効用、アブダクション、信仰と「知」の関係性まで縦横無尽に語る。
◆大澤真幸 AIについての論文4本を収録
・ある意味での「資本主義の終焉」
・生成 が人間に近づいている? いやそうではなく……
・表象能力の非表象的基礎
・人類的コモンズの提唱
【目次】
第Ⅰ部 対談・鼎談
◆生成AIとはなにか?(松尾豊┼大澤真幸)
◆「記号接地する」とはどういうことか? AIから考える人間と言語の関係(今井むつみ┼秋田喜美┼大澤真幸)第Ⅱ部 論文 ──大澤真幸
◆ある意味での「資本主義の終焉」
◆生成AIが人間に近づいている? いやそうではなく……
◆表象能力の非表象的基礎 記号接地はいかにして可能か
◆人類的コモンズの提唱 生成AIから考える
全国書店、ネット書店のほか、左右社HP:「生成AI時代の言語論」大澤真幸THINKING「O」020号でもご購入いただけます。
【連載更新】「平等主義・分裂生成・反規範」をアップしました
「人間とは何か」、この大きな問いに取り組んできた連載の最新回を公開しました。
今回の更新では、これまでの考察を振り返り、人間の集団における「平等」について、あらためて議論を深めます。
その入口は、「第三者の審級」の作用圏。ジャン゠ピエール・デュピュイ、グレゴリー・ベイトソン、デヴィッド・グレーバーなどを参照しつつ、人間社会にいかなる力学が働いているのか、分析を進めています。
〈目次〉
・〈社会性〉はいかにして可能だったのか
・「罰」と「評判」
・二種類の平等
・分裂生成
・反規範的な慣習
以下の現代ビジネスWEBサイト「社会性の起原」第102回を、ご覧ください。
https://gendai.media/articles/-/124306?imp=0