【4/26】現代社会論 大澤真幸ゼミナール

社会学・哲学・宗教・歴史・文化など幅広い対象に鋭く切り込む著作を発表する講師。現代社会をいかに論じるべきか、自身の関心のありかを語ります。

 〈今回のテーマ〉
しばらく、休んでいた現代社会論を再開いたします。
今回は、トランプ大統領(再)登場の歴史的な意味について考えます。今、ヘーゲル=マルクスが言ったことをあらためて思い起こすときです。およそ世界史的な大事件は、二度起きる、と。トランプが最初に当選したときには、私たちには、偶発的なことだったかもしれない(クリントンが勝ってしかるべきところを、たまたまトランプが運よく勝ってしまった)との思いもありましたが、再び彼が勝利したことで、「トランプ大統領」に象徴される歴史の転換に、深い必然性があることがわかってきました。
しかし、それはどんな必然性なのか? ヨーロッパのことも視野に入れた近代史の中で、それを考えてみます。
そのコンテクストの中で、トランプ支持者の間で特に浸透している、奇妙な陰謀論、Qアノンの陰謀論についても検討いたします。クリントンとか、オバマとかといった、リベラルなエリートたちが、幼児性愛の世界的なネットワークを組織している、彼らは、その組織を動かすために、アメリカ政府や重要な国際機関を影から仕切っている・・という陰謀論。調査によると、アメリカ人の6人に1人くらいの割合で、この陰謀論をおおむね信じています。どうして、悪の中の悪が、よりにもよって幼児性愛なのか? このことと、トランプが象徴するアメリカの、さらにはグローバルな社会変容とどう関係しているのか?(講師・記)

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