【新刊】我々の死者と未来の他者 戦後日本人が失ったもの

戦後日本社会とは何だったのか。過去・未来と〈分断〉された現在の姿を、『鬼滅の刃』『虹色のトロツキー』『満州アヘンスクワッド』なども取り上げながら論じます。


なぜ日本人は「気候変動問題」に対する関心が低いのか。
そのヒントは司馬遼太郎や吉本隆明、村上春樹らの作品にあった。
社会学から現代思想、文学、サブカルチャーにまで精通する著者が、司馬遼太郎や村上春樹らの小説、さらに『鬼滅の刃』『虹色のトロツキー』『満州アヘンスクワッド』などのマンガ作品から、過去・未来と現在との「分断」の正体を暴く。日本人が切り捨ててきた〈我々の死者〉、そして〈未来の他者〉とは何か。
戦後の日本社会に対する「解像度」が上がる一冊!

【目次】
第1章 〈死者〉を欠いた国民
第2章 トカトントンは鳴り響く
第3章 二段階の哀悼――その意義と限界
第4章 仮象としての大衆
第5章 青みどろだけがいた
第6章 スロウ・ボートは中国に着いたか

詳細は集英社HP(https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-7976-8137-6#&gid=null&pid=1)をご確認ください。