朝日新聞9月18日読書面でコメント

朝日新聞9月18日読書面「よみたい古典 大澤真幸さんと読む「聖書」(下)」でコメントを寄せました。記者は近藤康太郎氏。下記は記事の一部です。
「神の子が地上二に現われたのに、十字架上であっけなく死んでしまう。この、信者でない者にとって「究極の不条理」をどう見るのか。

「イエスは比喩がうまいですね。頭がよく、とてもいいことを話す。でも、イエスがいいことを言うからイエスを信じるのか? 逆じゃないか? まずイエスに深くコミットする。弟子を連れて歩き回っていること男を神だと信じてしまう。だからこそ、彼の言うことが深く心に染み入ってくる。僕らが他人を好きになるときも、お金があったり賢かったりで好きになるのではない。なぜか好きになってしまう。その後に、彼や彼女の持っている属性が好きなる。本当に心から人を尊敬する、愛するときの心の動きと、イエス・キリストを信じるときの態度とは共通するものがあるでしょう」」