あるうべき世界同時革命:座談会:文學界10月号

2010年9月7日発売の「文學界」10月号掲載の鼎談「ありうべき世界同時革命」に参加しています。出席者は柄谷行人氏、岡崎乾二郎氏、そして大澤真幸。8年の歳月を費やして書かれ、2010年6月に刊行された柄谷行人氏の大著『世界史の構造』について、現在『〈世界史〉の哲学』を連載中の大澤真幸が、岡崎乾二郎氏とともに聞く。マルクスにはない用語である「世界史」ということばを柄谷氏が敢て使用したことの意味について、問うところから鼎談の幕が開きます。
内容は、

・9・11以降に考えたこと
・「世界システム」と交換様式
・「抑圧されたものの回帰」とは
・カントの「自然の狡知」
・普遍宗教と交換様式D
・「世界宗教」と「普遍宗教」
・軍備放棄は贈与である
・切迫する世界戦争
・「世界=帝国」と「世界=経済」
・主権という概念
・テクノロジーという観点
・新しいタイプの世界戦争
・新しい「商品」
・資本主義の終り
・判断基準の変化
・人間と自然の関係
・「恐怖」を乗り越える
・「世界史の構造」の永劫回帰