朝日カルチャーセンター新宿教室にて開催している「現代社会論」。次回は「勉強と仕事」などをめぐって、今月19日に開催いたします。
デヴィド・グレーバーは、現在の先進国の中で、「ブルシット・ジョブ」(クソどうでもよい仕事)が異様に増殖していることを指摘し、衝撃を与えました。イギリスやオランダの調査では、およそ4割の被雇用者が、自分の仕事はブルシットだと考えています。日本人ではもっと多いと推定できます。この現象が特に深刻なのは、自らの仕事をブルシットだと感じる労働者が、低賃金の劣悪な労働条件のもとで働いている人にいるのではなく、むしろ逆に、比較的高賃金で地位の高い労働者に多いということです。どうして、ブルシット・ジョブが増殖するのか。グレーバーも説明していますが、彼のアナキスト的感覚からくるバイアスがあって、もうひとつ説得力に欠けます。どうしてブルシット・ジョブが増えるのか、グレーバーとは別の筋から説明します。そして何より、この社会で働く人間として、仕事のブルシット化にどう対抗するか、について考えます。キーワードは、「勉強」と「シーニュ」です(「シーニュ」は、ジル・ドゥルーズの概念で、「記号」を意味する語です)。
日 時:2022年2月19日15時30分〜17時00分
参加費:全1回=会員3,300円/一般3,850円(いずれも税込)・本講座はオンラインセミナーアプリ「Zoom」ウェビナーを使ったオンライン講座です。パソコンやタブレット、スマートフォンで配信を見ることができます。受講者側のお名前や映像、音声は配信されません。
・本講座は受講者全員に後日アーカイブ動画(1週間限定配信)のリンクをお送りいたします。期間内は受講者は何度でもご視聴いただけます。
・配布資料がある場合はメールでご案内いたします。郵送はしておりません。
・開講日の前日夜までに受講者の皆様に講座視聴リンクと受講のご案内をメールでお知らせいたします。弊社からのメールが届かない事案が発生しておりますため、モバイルメールアドレス(docomo、ezweb、SoftBankなど)はなるべく使用しないようお願い申し上げます。メールが届かない場合は asaculonline001@asahiculture.com までお問合せください。
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詳細・ご予約は、朝日カルチャーセンター新宿校HP「現代社会論 大澤真幸ゼミナール」で承ります。