『THINKING「O」』第3号

裁判員裁判の制度導入から1年。導入に尽力した弁護士・四宮啓氏、松本サリン冤罪事件の被害者・河野義行氏の二人のゲストを迎え、『大澤真幸THINKING「O」』第3号では裁判員制度が社会にもたらす深い意味を考察します。5月末より発売中。
ひとがひとを裁く、この究極の体験は裁判員制度の導入により万人に開かれたものとなった。果たしてこの社会改革はいかなる意味をもつのか。そして被害者となるということ、ひとを憎む/赦すということはどのような体験なのか、いっそうの考察が求められる。現代=神の根源的な不在を受け入れざるを得ない時代、をいかに生きるべきかを問う。

1 対談 四宮啓 × 大澤真幸「これは民主化なんだ」
2 対談 河野義行 × 大澤真幸「麻原彰晃にすらも恨みを持たない」
3 論文 大澤真幸「償いの(不)可能性」
参考資料 平成21年における裁判員制度の実施状況

左右社HP
http://sayusha.com/?p=266