「〈世界史〉の哲学」連載第23回

12月7日発売の「群像」2011年1月号に、連載評論「〈世界史〉の哲学」の第23回が掲載されています。

テーマは「教会を出産する傷口」

(承前)
中世の都市共同体は、しばしば、キリストの死体に対する等価的な代理物を核として形成されてきたのだ。代理物とは、聖遺物、聖人の死体のことである(連載第二十回)。西洋中世における成人崇拝の氾濫は、子なるキリストへの信仰を基底におかなくては説明できない。
さて、そうすると、問題はこうである。精霊が普遍的な共同性に達するのに、どうして子なるキリストが、イエス・キリストの死体が必要だったのか、と。今や、数回の考察を経てこの懸案の問いに答えられるときがきた。(略)

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