『一九七〇年転換期における「展望」を読む——思想が現実だった頃』刊行

筑摩書房より、編者として参加した新刊『一九七〇年転換期における「展望」を読む——思想が現実だった頃』が刊行されました。

敗戦直後および1964年から78年の高度経済成長期に刊行されていた総合雑誌、『展望』を読み直し、「今」を考えます。編集委員は大澤真幸、斎藤美奈子、原武史、橋本努。
筑摩書房創立70周年記念企画の1冊です。

大澤真幸編「夢の時代」の章では、
・作田啓一「死との和解 戦犯刑没者の遺文にあらわれた日本人の責任の論理」
・橋川文三「現代知識人の条件 一つの予備的スケッチとして」
・山口昌男「道化的世界」
・中野美代子「風刺からユーモアまで 中国人の場合」
・真木悠介「「共同体」のかなたへ コミューン構想のための比較社会学・序説」
を選び、論文「『展望』から展望する」を収録しています。
巻末には、「編集委員座談会 なにかが終わった後に、生きてゆくための思想」掲載。

詳細等は筑摩書房HPへ。
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480842947/