12月19日朝日新聞「書評委員お薦め今年の3点」『量子の社会哲学』(撰:柄谷行人)

評論家・柄谷行人氏による「今年の3点」に、『量子の社会哲学』が取りあげられています。

今年は宗教関係の本が目立った。社会主義とナショナリズムが勢いを無くしたので、宗教がそのかわりをするようになったからだろう。

とし、本書『量子の社会哲学』も、

ある意味で、神学的な議論だといえる。もはや超越者が存在しえない量子力学的認識を踏まえて、これまでの知にあった神学的な構えを考察するからだ。

と評しています。『量子の社会哲学』の目次などはこちら