原子力発電所をドキュメントしたドイツ映画『アンダーコントロール』に下記のコメントを寄せました。
「原子力は、ユートピアへの鍵であった。「ユートピア」と言えば、私たちは、人々の温かな交流と共存を想像する。だが、原発を徹底的に客観的に撮ったこの映画は、原発というユートピアについて、奇妙なアイロニーを教えてくれる。原発がユートピアに漸近すればするほど、それは「人間」という現実から乖離することを、である。言い換えれば、原発に「人間」が現れる度合いは、それがユートピアとしては挫折した程度に比例する」。
劇場情報は、下記です。
http://www.imageforum.co.jp/control/#