「〈世界史〉の哲学」第37回

発売中の「群像」2012年4月号に「〈世界史〉の哲学」第37回が掲載されています。

第37回「インドと中国」
これまでの議論を整理し、さらにインドと中国とを比較する考察を進めます。

(略)仏教は、ユーラシア大陸のほぼ中央にあたる場所で生まれた。また、仏教が、非常に浸透力があるーーつまり普遍的な説得力を有するーー文化要素であることを、日本人はよく知っている。事実、現在のインドとネパールの国境地帯に発生した仏教は、四方に伝播していった。ところが、奇妙なことに、放射状に拡がっていった仏教の伝播経路は、西アジアの辺りで、「一神教の壁」に跳ね返されるかのように大きく屈折し、結局、ユーラシア大陸の西方にはほとんど届かなかったのだ。
(略)
中国社会とインド社会、東アジアに歴史的に形成されてきた社会とインド亜大陸に形成された社会とはよく似ているだろうか? 両者の社会構造は、互いに類似しているだろうか? とんでもない! 両者はまったく異なっている。単に異なっているという以上である。二つの社会は、典型的なまでに対照的なのだ。

1複雑性の縮減
2東の優位? 西の優位?
3統一された社会/分裂した社会
4歴史的定数のごとく

目次など詳細は下記群像HPをご覧ください
http://gunzo.kodansha.co.jp/10050/12507.html