「〈社会〉の思考」連載第4回

5月25日発行の「WB」2012年spring号に、連載「〈社会〉の思考」第4回「経済学は物理学と同じか?」が掲載されています。

経済学の基本を知らないと、とんでもない勘違いをすることがある。勘違いの最たる例が、「減税は経済を刺激する」という俗説である。減税や増税で、得をしたりする個人はいるだろうが、それによって市場全体の有効需要は変わらない。税は秘蔵されるのではなく、政府が個人に代わって使うからである。
だが、逆に、経済学こそが勘違いの源になる場合もあるのではないか、と疑いたくなることもある。ときに、経済学そのものが真実を隠す幕になっているのではないか、と。

目次などの詳細はHP「早稲田文学編集室」をご覧下さい。
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