「群像」で連載中の長篇評論「〈世界史〉の哲学」、東洋篇が書籍化されました。
世界最高峰の中国文明が西洋に後れをとった世界史の不思議
政治、経済、軍事、すべての面で他を圧倒していた中国文明。
人類の未来が託されるべきだった東洋が
西洋の後塵を拝した理由を中国という不思議の国のルーツに探る。(オビより)
本書は、〈世界史〉のダイナミズムを規定する論理の形式を、社会システムの理論を活用することを通じて抽出するプロジェクト、つまり「〈世界史〉の哲学」と題するプロジェクトの第三番目の巻である。目標は、論理の形式を剔出することであって、出来事の継起を記述することではない。しかし、固有名に彩られたそれぞれに単一的な出来事に言及しなければ、人をわくわくさせるような歴史の魅力に迫ることはできない。出来事の〈特異性〉と論理の〈普遍性〉とが、いかなる媒介もはさまずに直結していることを示すことができれば、「〈世界史〉の哲学」のねらいは果たされることになる。(まえがきより)
【イベント】2月18日、刊行記念イベントが開催されます。詳細はこちら。
詳細は下記、講談社HPでご覧ください。
http://bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2187566&x=B