11月6日発売の『群像』2010年12月号に、連載評論「〈世界史〉の哲学」の第22回が掲載されています。
一八世紀の中頃、ヨーロッパと北米で、突然のように、あることへの恐怖が自覚され、急速に拡がっていった。恐怖の対象となったのは、「早すぎる埋葬」である。つまり、未だ死んでいないうちに死んだと誤認されて埋葬されてしまうこと、つまり生者を死者と誤認して埋葬してしまうことを、人々は、急に、恐れはじめたのである。
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