【終了】トークイベント 「「終わり」の見えない資本主義の〈その先〉とは?」【大澤真幸×山本貴光】

新刊、『資本主義の〈その先〉へ』の刊行を記念して、山本貴光さんとトークイベントを開催します。

長らく準備されてきた、資本主義を体系的に論じる1冊の刊行を記念し、文筆家・ゲーム作家の山本貴光さんをお招きします。

日 時:2023年8月4日(金)19:00~20:30(15分前より入場/接続可能)
会 場:代官山蔦屋書店1号館2階(東京)、ならびにオンラインでの同時開催
参加費:イベント参加1500円(税込)、ほか書籍購入とのセット券各種あり
主 催:代官山蔦屋書店、共催・協力:筑摩書房
お問い合わせは、代官山蔦屋書店 daikanyama.tsutayabooks.onlineevent@ccc.co.jp

資本主義に「明るい未来」はない――。多くの人がそう感じています。実際、資本主義によって、とてつもない不幸や破局、不公正が、この世界にもたらされつつあります。
こうした中で、資本主義の「終わり」が語られ、そうしたテーマの本も数多く刊行されています。にもかかわらず、〈その先〉は一向に見えてきません。そもそも資本主義とは何なのかも、じつはよく分かっていない可能性があります。
社会学者の大澤真幸さんは、資本主義についてのご自身の理論を体系的に論じた本をまとめ上げたいと、長らく考えてきました。こうして、ついに出来上がったのが『資本主義の〈その先〉へ』。一般的に考えられている「資本主義」の概念を、驚嘆すべき理路によって大幅に刷新したうえで、資本主義の〈その先〉へ行くための可能性を論じています。
大澤さんとともに登壇されるのは、文筆家にしてゲーム作家の山本貴光さん。AIやコンピュータにも造詣が深く、大変な読書家である山本さんは、『「百学連環」を読む』『文体の科学』などの著作をもち、学術史およびゲーム学の研究者でもあります。
お二人の対話から、「資本主義とは、ただの経済活動ではなく、もっと広い社会現象だ(!)」という気づきや、一筋縄ではいかない資本主義のしたたかさ、そして〈その先〉へ行くためのヒントなどが得られるはず。ぜひ、ご参加ください!

【ゲスト・プロフィール】
山本 貴光 (やまもと・たかみつ)
1971年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。文筆業・ゲーム作家。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。2004年、株式会社コーエーでのゲーム制作を経てフリーランスとなる。2019年、金沢工業大学客員教授、立命館大学先端総合学術研究課講師。2021年4月より現職。著書に『マルジナリアでつかまえて』『投壜通信』(以上、本の雑誌社)、『文学問題(F+f)+』(幻戯書房)、『世界が変わるプログラム入門』『記憶のデザイン』(以上、筑摩書房)、『「百学連環」を読む』(三省堂)、『文体の科学』(新潮社)ほか多数。吉川浩満との共著に『脳がわかれば心がわかるか』(太田出版)、『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。』(筑摩書房)、『人文的、あまりに人文的』(本の雑誌社)などがある。

詳細、お申し込みは代官山蔦屋書店のイベント情報ページ(https://store.tsite.jp/daikanyama/event/humanities/34462-1648560624.html)をご確認ください。