11月22日に出版NPO「本をたのしもう会」講演会の第12回〈著書を語る、著者と語る〉に講師として出演いたします。
◆◇今回のテーマ◆◇
今回は世界は今かつてない転換点に立たされています。
急激な地球環境や生存条件の悪化、世界秩序の崩壊、急速に侵攻しつつあるAI革命等々、人間社会はこれからどうなるのかが問われています。現代社会の直面するさまざまな課題に社会学者として向き合ってきた今回の講師、大澤真幸さんは、常に〈歴史〉を参照し〈歴史〉から学ぶことの大切さを語ってきました。精力的に発信を続け、熱い注目を集める大澤さんに、現代社会の課題と未来社会への手がかりを理解するうえで必要な、〈歴史〉理解のあり方をめぐって、自著を媒体に語っていきます。
【本人からのメッセージ】
2009年から『群像』に、「〈世界史〉の哲学」と題する論考を連載してきて、最近(本年6月号)完結させました。この連載は、すでに9冊の単行本(『〈世界史〉の哲学 古代篇』『中世篇』『東洋篇』『イスラーム篇』『近世篇』『近代篇1』『近代篇2』『現代篇1』『現代篇2』)になっており、来年の初めに、最終の第10巻(『現代篇3』)を出す予定です。
なぜ、私が〈歴史〉について論じたのか、その基本的なモチーフについて語ります。単純に、過去の事実を知ることが目的ではありません。ある種の過去への対し方だけが、未来の他者が私たちに送る〈徴(しるし)〉を受け取る唯一の方法だからなのですが、どうしてそうなのか、その理由を説明いたします。
あわせて、「〈世界史〉の哲学」の中で直接論じたことではないのですが、以上の話の延長線上で、AIを中核にするテクノロジーと私たち人間の将来について、私の考えを述べようと思います。一部のAI研究者の中には、人工超知能ASIや人工汎用知能AGIが出てきたときには、人類が滅ぼされるのではないかと語る人もいます。そうなるかは誰にも予測できませんが、〈人間〉の概念が根本的に変わる可能性はあります。私たちが少なくとも一万年間――いやもっと長く――自明視し、かつ愛してきた〈人間〉が終わるかもしれません。
【ご案内事項】
日 時:2026/11/22 日曜 14:00~16:00 (回数1回)
会 場:武蔵野スイングホール(〒180-0022 東京都武蔵野市境2丁目14番1号北棟2階)
参加費:会員 1,500円(学生 500円)
受付:申込み先着100名(全席自由席)
詳細・申込みは、出版NPO「本をたのしもう会」で承ります。






