「BRUTUS」2012年1月号で宇野常寛氏と対談

発売中の「BRUTUS」2012年1月号「2012年、世の中が変わる時に読む263冊」特集に、宇野常寛氏との対談が掲載されています。

「世の中の価値観はどう変わっていくか?」がテーマです。

大澤:50〜60年代のように、理想の時代の理想が原子力に託されている場合はわかりやすい。ところが今、私たちが原発にコミットしている理由は一見すると下らなく見えてしまう。原発があると交付金がたくさん来るとか、些細な理由です。だから乗り越えるのが簡単に見える。しかしそここそ曲者です。
宇野:現代の原発や貨幣への依存というのは、アーキテクチャ(社会基盤)やシステムに対する依存ですね。ただ、そこに「あえて」という自意識はないんです。

おススメの書籍、自著で今最も読んでほしいものとして、
『定本 見田宗介著作集Ⅳ 生と死と愛と孤独の社会学』(岩波書店)
東浩紀『動物化するポストモダン』(講談社現代新書)
加藤典洋『さようなら、ゴジラたち』(岩波書店)
大澤真幸『〈世界史〉の哲学 古代篇・中世篇』
をあげました。

下記のマガジンハウスHPで、表紙・目次・対談冒頭ページがご覧いただけます。
http://magazineworld.jp/brutus/723/read/