発売中の「群像」10月号に連載評論「〈世界史〉の哲学」第43回「供犠の時代の調停的審級」が掲載されています。
第43回「供犠の時代の調停的審級」
1 供犠の時代
(略)
狩猟採集民における「動物たちとの婚戚関係(儀礼的贈与交換)」が、「神々との供儀の関係」へと取って代わられる。後者が定着したときには、前者は消滅する。ここで、われわれは、インド社会が、供儀を基軸とした社会であったこと、たとえばバラモンとは供儀の手順についての知識をもち、それを主催しうる身分だったことを思い起こしておいてもよいだろう。儀礼的贈与交換から供儀への移行は、いかなる機序に媒介されて生ずるのか?
1 供犠の時代
2 女神の調停——『オレステイア』から
3 社会の内部/外部
4 七賢人を巡った後で
もくじなど「群像」の詳細は下記の公式HPをご覧ください。
http://gunzo.kodansha.co.jp/10050/17252.html