新着情報

【新刊】〈世界史〉の哲学 現代篇2 アメリカというなぞ

近代の後に、そして近代の延長線上に大きな断絶が現れることを主題とした「現代篇1」ではフロイトからファシズムまでを論じた。次に探求すべきは「アメリカ」なるものの歴史的な意味は何かである。
熱心なキリスト教国でありながら冒涜的なまでに世俗的、平等を強く唱えながら差別的人種主義が根深く残る。トランプが体現する逆説のアメリカ。どう成立し、いかなる論理と原理によって存立しているのか?
アメリカ的なものへの過激な批判者ハイデガーがどうしてナチスに加担したのか、という問いから考察していく。

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【新刊】西洋近代の罪 自由・平等・民主主義はこのまま敗北するのか

終わりが見えないウクライナ戦争にガザ戦争。トランプ大統領の再選で、自由・平等を基盤とする民主主義がゆらいでいる。ヨーロッパにおける右派勢力の躍進から、選挙のたびに民主主義に亀裂が入っているように見える。社会の現状を的確に分析し、普遍的な価値の意義と日本の取るべき道を問い直す、実践社会学講義。

全国書店、ネット書店のほか、ASA(朝日新聞販売所)でもご購入いただけます。
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【7/9】橋爪大三郎さんとオンラインセミナー

橋爪大三郎さんとオンラインセミナーをします。
テーマは、「『鎌倉仏教革命』をめぐる対話」です。

橋爪大三郎 × 大澤真幸 『鎌倉仏教革命』をめぐる対話
(サンガ新社 刊行記念オンラインセミナー)

【イベント内容】
サンガ新社では、橋爪大三郎氏の著書『鎌倉仏教革命:法然・道元・日蓮』を2025年3月に刊行しました。
本書の刊行を記念し、橋爪大三郎氏と大澤真幸氏よるオンライン対談セミナーを開催します。

日本仏教の深層にある「近代の起源」を探求する

なぜ、法然・道元・日蓮は800年前にして「革命者」たりえたのか?

鎌倉新仏教は、日本の精神と社会を根底から変え、江戸から明治へのスムーズな近代化を準備した「宗教革命」だった――。
本セミナーでは、『鎌倉仏教革命』の著者である社会学者・橋爪大三郎氏と、共著『ふしぎなキリスト教』『ゆかいな仏教』でも知られる社会学者・大澤真幸氏にご登壇いただきます。大澤氏が橋爪氏に問いを投げかけながら、「仏教が社会を変えるとはどういうことか?」について掘り下げていきます。

宗教改革が近代ヨーロッパを生んだように、日本にも仏教による近代の萌芽が存在した。その斬新な視点のもと、仏教と日本社会の深層構造に切り込んでいきます。仏教にとどまらず、哲学・宗教・社会理論を横断する知的対話を、ぜひお楽しみください。

【開催概要】
日時:2025年7月9日(水)20時~21時30分(最大延長22時)
場所:オンライン(Zoomミーティング)

登壇者:
 橋爪大三郎(社会学者/『鎌倉仏教革命』著者)
 大澤真幸(社会学者/『ふしぎなキリスト教』『ゆかいな仏教』共著者)

◆一般チケット(見逃し配信付き) 3,500円(書籍購入者クーポン割引あり。下記参照)
◆書籍付きチケット(見逃し配信付き) 7,400円 …『鎌倉仏教革命』(税込定価4,400円)がセットになったお得なチケットです。書籍はお申し込み後にクリックポストでご郵送します。申込時のフォームに送付先の「郵便番号」「ご住所」「お名前」をご入力ください。

【割引チケットのご案内】
◆書籍購入者クーポン割引チケット(見逃し配信付き) 
…すでに書籍『鎌倉仏教革命』(サンガ新社)をご購入されている方は、一般チケットを500円割引でご購入できます。
《割引お申し込み方法》一般チケットお申込み時に、書籍『鎌倉仏教革命』(サンガ新社)の212頁3行目に書かれている漢数字の年を「◯◯◯◯年」の五文字でクーポンコード欄に入力してください。
[クーポン割引価格]チケット(見逃し配信付き) 3,500円 → 3,000円

◆「オンラインサンガ会員優待チケット」のお知らせ
・会員優待チケット(見逃し配信付き)  1,750円
・書籍付き会員優待チケット(見逃し配信付き)  5,750円
…サンガ新社のオンラインコミュニティ「オンラインサンガ」の「フルプラン」に入会されますと、一般チケットを会員優待価格で購入できます。下記URLからどうぞ。(「ライトプラン」には会員優待割引はございませんので、ご注意ください)
→オンラインサンガ https://online.samgha-shinsha.jp/

【その他のご案内】
◆「zoom」を使ったオンライン上での開催となります。
チケットご購入の皆様にはpeatixより自動的にメールにて視聴ページなどご案内します。
(メールが届かない方は「迷惑メールフォルダ」に入っている場合が多くありますので、再度ご確認ください)
◆後日、チケット購入者のみなさまに見逃し配信の動画URLをお送りします。(視聴期間は2025年8月31日までを予定しています)
◆書籍をお持ちでなくても参加できますが、入手されることをお勧めします。

【対象書籍】
『鎌倉仏教革命:法然・道元・日蓮』橋爪大三郎[著](サンガ新社)
https://samgha-shinsha.jp/publishing/book/kamakurabukkyoukakumei/

【主催】
株式会社サンガ新社
https://www.samgha-shinsha.jp/

【お問い合わせ先】
MAIL: info@samgha-shinsha.jp
TEL: 050-3717-1523

詳細・ご予約は、こちらです。
https://peatix.com/event/4449378/view

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【6/21】戦争社会学研究会大会で井上義和氏とトーク

第16回戦争社会学研究会大会で井上義和氏とトークします。

■第16回戦争社会学研究会大会■
日時:2025年6月21日(土)12:30-18:00(開場は12:00)
6月22日(日) 9:30-16:00(開場は9:00)
会場:早稲田大学早稲田キャンパス 16号館106教室・107教室
・アクセス:https://www.waseda.jp/top/access/waseda-campus
(東京メトロ 東西線 早稲田駅から徒歩5分)
・会場図
開催方式:今回はオンライン配信をせず、対面のみでの開催となります。
参加費:対面 会員 2,000円、非会員 3,000円
※懇親会(軽食・立食式)をキャンパス内(大隈ガーデンハウス2階)で開催予定です。参加者は申し込み時にお知らせください。費用等の詳細は別途ご案内します。
参加申し込み:今年度より、参加申込方法がPassMarketからPeatixに変更となりました。

https://ssw202506.peatix.com/

こちらのリンクから6月10日(火)23:59までに申し込んでください。申込後の返金はいたしません。期限内にチケットをご購入されていない方の参加には、各券種区分について1,000円を加算した金額をいただきます。
問い合わせ先:ssw.plac@gmail.com(大会事務局)

・研究会に入会を希望される方は入会案内をご確認のうえ、研究会事務局(ssw.adm@gmail.com)までご連絡ください。新規入会者が大会に会員価格で参加するには、大会参加申し込み時点で入会申し込みと年会費納入をしている必要があります。
・会員の方は2025年6月10日までに2025年度会費を必ず納入してください。期限までに2025年度会費が納入されていない場合は非会員価格になりますのでご注意ください。2025年度会費の納入状況がわからない場合は、研究会事務局(ssw.adm@gmail.com)までご連絡ください。
・Peatixが利用できない国にお住まいの方は、 大会事務局(ssw.plac@gmail.com)にご連絡のうえ、郵便振替にて参加費をお支払いください。

●プログラム

◉ 6月21日(土)
開場(12:00)
開会あいさつ(12:30-12:40)

個人報告(12:40-15:30)
106教室 司会:望戸愛果(静岡県立大学)
1.千葉咲希(同志社大学・院)
「父兄会/家族会が果たす役割──自衛隊協力三団体として」
2.渡邊信洋(陸上自衛隊)
「陸上自衛隊幹部自衛官の私的サークル誌──『陸戦研究』が担った役割」
3.児玉谷レミ(一橋大学)
「募集広報か一般広報か──自衛隊広報の男性表象の差異に着目して」
4.岩田英子(防衛研究所)
「WPS履行がもたらす軍隊での女性の現状、可能性、そして、限界」

107教室 司会:佐藤信吾(大妻女子大学)
5.加藤直(聖心女子大学・院)
「アジア・太平洋戦争とNHK──2000年前後のドキュメンタリー制作における戦争観の変容」
6.髙原由妃
「創り上げられた戦没詩人 竹内浩三」
7.篠原真史(佛教大学・院)
「ライフヒストリー研究に社会的世界論を適用することの可能性を考える──満州からの引揚げを体験した元教員のライフヒストリーを通して」
8.伴野崇生(慶應義塾大学)
「戦争とことば──2022年2月以降のウクライナ語とロシア語」

トークセッション「戦死者はいかにして〈我々の死者〉たりうるか?」(16:00-18:00)
登壇者:大澤真幸(社会学者)、井上義和(帝京大学)

◉趣意
戦後80年と加藤典洋「敗戦後論」30年の節目の年に、社会学者の大澤真幸氏とともに、戦死者の社会的位置づけについて考えたい。大澤氏は『我々の死者と未来の他者』(集英社インターナショナル)において〈我々の死者〉という概念を軸に大変刺激的な議論を展開している。戦後80年とは、私たちが過去の戦死者との関係をうまく結べないまま経過した時間でもある。その帰結とは。またどうすれば結び直せるのか。『未来の戦死に向き合うためのノート』で戦死者の宙吊り問題を提起した井上義和が対話の相手を務める。

懇親会(18:30-20:30)

◉6月22日(日)
開場(9:00)

個人報告(9:30-12:20)
106教室 司会:清水亮(慶應義塾大学)
9.高橋智香(NewsPicks)
「中島飛行機は武蔵野市に何をもたらしたか?──軍事工場跡地の再開発と記憶の継承」
10.髙橋奏音(お茶の水女子大学・院)
「米軍基地周辺地域における「パンパン」排除の考察──国立町文教地区指定運動の〈敵〉分析から」
11.塚原真梨佳(立命館大学)
「戦後日本の防衛産業の(再)出発──占領期から高成長期にかけての主要防衛産業企業の言説分析」
12.柳原伸洋(東京女子大学)
「19世紀後半~20世紀初頭のドイツにおける記念碑と2つの「近代性」──戦争記念碑から戦士記念碑へ」

107教室 司会:浜井和史(帝京大学)
13.大薗佳純(國學院大學・院)
「戦時期日本の食料政策と陸軍経理組織──社会へのアプローチを中心に」
14.松本昂也(立命館大学・院)
「陸軍中将酒井鎬次の戦後構想」
15.李貞善(東京大学・院)
「戦争捕虜の「尊厳」を問い直す──朝鮮戦争期におけるジュネーヴ条約の適用」
16.小林和夫(創価大学)
「日本占領期ジャワにおける「南方科学」の推進──ジャワ軍政監部科学術室の調査・研究を中心として」

シンポジウム「原爆研究を拓く──「原爆アート」を手掛かりとして」(13:30-16:00)

◉趣意
2025年、原爆投下から80年をむかえる。特に前年の被団協のノーベル平和賞受賞もあり、原爆研究がより注目を集める年となることが予想される。しかし、原爆研究の対象と方法については、どこか“お馴染み”のものになってきたように感じられることがしばしばある。つまり、原爆に関わる対象(被爆者の語りであったり、モニュメントであったり、メディア表象であったり・・・)と、方法(ライフストーリーであったり、歴史社会学であったり、言説分析であったり・・・)が、どこか固定化され、“なんとなく予想ができる”ものになっているのである。
無論、これは原爆研究の豊かな蓄積に因るものであり、従事してきた研究者たちに最大限の敬意が表されるべきである。だが、本シンポジウムでは、それら“お馴染み”の原爆研究の対象と方法をなぞるというよりは、新しいフィールドを積極的に開拓してみたい。いわば、“原爆×〇〇”を提示する試みである。特に本シンポジウムでは、“原爆×アート”の領域を(手探りながら)開拓してみたい。
周知のように、多くのアーティストによって原爆をめぐるアート実践が試みられてきた。丸木位里・丸木俊の大作「原爆の図」は国内外で衝撃を与えた。近年の例を挙げるなら、広島の路面をフロッタージュの手法で擦りとり、広島の記憶を掬い取る、岡部昌生のアート実践や、Chim↑Pomの原爆に関する一連のパフォーマンス活動「広島!」展、また被爆者の証言をデータ化・数値化した「声紋」を無数になぞり、書写して作品化した竹田信平の「α崩壊」などである。
こうした「原爆アート」とも言うべき様々な実践については、これまで戦争社会学が十分に受け止めてこなかった分野である。「原爆アート」は社会に何をもたらし、どのような展開を見せてきたのか。実践者からの報告や、現場での観察、研究者による考察を通して、原爆をめぐるアート・表現・情動などの観点から戦後史と現在を再考し、原爆研究に分け入る試みとしたい。そうすることで、本シンポジウムが、原爆投下80年の節目の年に、原爆研究の“未来”を拓く一端となれば幸いである。

報告
・岡村幸宣(原爆の図丸木美術館)
・半田颯哉(アーティスト、インディペンデント・キュレーター)
・東琢磨(音楽・文化批評家)
コメント
・仙波希望(札幌大谷大学)
・松永京子(広島大学)
司会:深谷直弘(長崎県立大学)

16:00 閉会あいさつ

詳細・ご予約は、こちらです。
https://scholars-net.com/ssw/

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【4/26】現代社会論 大澤真幸ゼミナール

社会学・哲学・宗教・歴史・文化など幅広い対象に鋭く切り込む著作を発表する講師。現代社会をいかに論じるべきか、自身の関心のありかを語ります。
(さらに…)

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【4/26】現代社会論 大澤真幸ゼミナール

朝日カルチャーセンターで「現代社会論 大澤真幸ゼミナール」の講座を開催します。 (さらに…)

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【終了】『向谷地さん、幻覚妄想ってどうやって聞いたらいいんですか?』(医学書院)刊行記念 向谷地生良×大澤真幸トークイベント 「良心的兵役拒否という体質」

『向谷地さん、幻覚妄想ってどうやって聞いたらいいんですか?』(医学書院)刊行記念イベントに登壇します。 (さらに…)

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【新刊】逆説の古典 着想を転換する思想哲学50選

自明で当たり前に見えるものは錯覚である。事物の本質を古典は与えてくれる。『資本論』『意識と本質』『贈与論』『アメリカのデモクラシー』『存在と時間』『善の研究』『不完全性定理』『君主論』『野生の思考』など人文社会系の中で最も重要な50冊をレビュー。

全国書店、ネット書店のほか、ASA(朝日新聞販売所)でもご購入いただけます。
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【新刊】メディア論集成

メディアによって身体と社会はいかに変容するのか。

その問いを、機械的技術のみならず、文字や声にまでさかのぼり原理的に思考した、大澤社会学の根幹をなす代表作。

関連文書を大幅増補した決定版。

「時代を代表するテクノロジーというものがある。電子的な技術を基礎にしたさまざまなメディアが、われわれの時代にとって、すなわち二十世紀の終盤から二十一世紀に向かおうとする社会にとって、そのようなテクノロジーの一種であることは間違いない。あるテクノロジーが全体としての社会を代表しているように見えるのは、そのテクノロジーが社会を成り立たせている仕組みの必然性に深く根ざしており、それゆえにその必然性を集約的に象徴しているからであろう。ここで私は、メディアの周辺で生起している諸現象を、この必然性との関係で理解してみたいと思う。言い換えれば、メディアが代表しているように見える社会変容を、その原理において把握し、総体として特徴づけることが、ここでの探究の目標である。」(本書より)

【目次】

第Ⅰ部(『電子メディア論』)

まえがき  

Ⅰ 電話するボブの二つの信念
 1 哲学的パズル
 2 葉書の陰画
 3 メディア的体験

Ⅱ 電話の快楽
 1 電話の快楽
 2 遊離する声
 3 伝言ダイヤルとダイヤルQ2
  
Ⅲ メッセージとマッサージ
 1 テレビが私を見ている
 2 いないいない/ばあ
 3 マクルーハン  

Ⅳ 文字の文化
 1 文字が代理したもの
 2 文字の神秘力
 3 文字の機制
 4 国語の成立  

Ⅴ 聞こえない声
 1 内面の「声」
 2 読書革命とフランス革命

Ⅵ マス・コミュニケーションの儀式
 1 ネーションの空間
 2 マス・コミュニケーションの可能条件
 3 火星人と平凡な女

Ⅶ マスコミへの理由なき従属
 1 マスコミの限定的にして強力な効果
 2 田舎の婚礼準備と父親の死刑宣告
 3 二つの声

Ⅷ 超パノプティコンの機能
 1 パノプティコンの理想
 2 二つの「イエス」
 3 裏切られた「神の眼」
 4 直接民主主義の悪夢

Ⅸ 権力の変容
 1 資本の運動過程
 2 モード
 3 権力の変容
 4 死刑囚の映像

付録 オタク論
 1 「オタク」という現象
 2 自己同一性
 3 「オタク」という集合
 4 二次的な投射
 5 シニシズムからの変転

第Ⅱ部(増補)

電子メディアの共同体
 マクルーハンの描いたグローバル・ヴィレッジ/遠隔地ナショナリズムの出現
 マーブル・チョコレートのような世界/オタクの共同体
 極限的に直接的なコミュニケーション/電話の欲望
 裏返しのコミュニケーション/精神の「内面/外面」の決定不可能性
 コミュニケーションとメディアの外形的変化/他者の自己への内在
 権力の遠近法/脱遠近法的権力としての近代の権力
 新聞を読む近代的な主体/「近代的な主体」の夢の実現
 完成した主体こそはもっと惨めな主体である/直接民主主義の悪夢
 家族という関係性の否定/超越的な他者の変容/遠隔地ナショナリズムについて

電子メディアと公共空間
 覆されたマクルーハンの予言/オウムのヘッドギアが象徴するもの
 崩れる「内と外」の感覚/電子メディアは公共空間を作らない
 ネット化がもたらす社会の細分化/情報量が膨大すぎて目的にたどりつけない
 抑圧のない状況に快楽はあるか

インターネットのユーザーはなぜ食中毒事件に関心を示したのか

もう一つの「ハイデガー、ハバーマス、ケータイ」
  ――ジョージ・マイアソン『ハイデガーとハバーマスと携帯電話』解説
 メディアの再身体化と公的な知の不在/脱身体化=再身体化するメディア
 電子メディアの触覚性/公的なるものの不在/侵入する他者への恐怖

対談 メディア(論)とリアリティの現在(大澤真幸×桂英史)
 オウム事件という転換点/「端末市民」と「例外状態」
 「なう」と『世界大百科事典』/「語る」ということ
 メディア論の困難さとおもしろさ/「異端」を発見する
 いまさらあえて「芸術」の役割を問う

ソーシャル・メディアは、ほんとうにソーシャルか?
  ――公共性の残余をめぐる考察
 〈ソーシャル〉であるとき、人は最も自由/つながるのか、断ち切るのか
 ソーシャル・メディアが持つポテンシャルへの期待

あとがき
初出一覧
文献
人名索引

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【終了】「河合幹雄追悼シンポジウム:社会の無意識と法」に登壇します

第十二回河合隼雄物語賞・学芸賞記念講演会:「河合幹雄追悼シンポジウム:社会の無意識と法」に登壇します。 (さらに…)

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【新刊】生成AI時代の言語論

「ChatGPTは、人間に匹敵する知性を備えているのだろうか?と、問うこと自体が、ナンセンスである。」

AI研究、認知科学、心理学、言語学の領域を横断。
生成AIによって見えてきた、人間の言語の謎にせまる。

◆対談「生成AIとはなにか?」
AI研究者・松尾豊氏に、ChatGPTを中心とした生成AI研究の現状を聞く。「生成AIの発展によってブルシット・ジョブが増える?」「人間の自由意志は幻想?」
AIによって人間や社会はどのように変化していくのか、AI研究の最先端を追う。

◆鼎談「記号接地する」とはどういうことか?
『言語の本質』(2023年新書大賞受賞)の著者・今井むつみ氏、秋田喜美氏をむかえ、AI研究の重要問題である「記号接地問題」について議論。
オノマトペと言語習得にはじまり、音楽の効用、アブダクション、信仰と「知」の関係性まで縦横無尽に語る。

◆大澤真幸 AIについての論文4本を収録
・ある意味での「資本主義の終焉」
・生成 が人間に近づいている?  いやそうではなく……
・表象能力の非表象的基礎
・人類的コモンズの提唱

【目次】

第Ⅰ部 対談・鼎談
◆生成AIとはなにか?(松尾豊┼大澤真幸)
◆「記号接地する」とはどういうことか? AIから考える人間と言語の関係(今井むつみ┼秋田喜美┼大澤真幸)

第Ⅱ部 論文 ──大澤真幸
◆ある意味での「資本主義の終焉」
◆生成AIが人間に近づいている?  いやそうではなく……
◆表象能力の非表象的基礎 記号接地はいかにして可能か
◆人類的コモンズの提唱 生成AIから考える

全国書店、ネット書店のほか、左右社HP:「生成AI時代の言語論」大澤真幸THINKING「O」020号でもご購入いただけます。

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【終了】「「世界史」の哲学 〈朝日カルチャーセンター50周年記念〉」を開催します。

「「世界史」の哲学 〈朝日カルチャーセンター50周年記念〉」の講座を開催します。 (さらに…)

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